成長期別!子猫の餌パーフェクトガイド決定版
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猫と一緒に暮らす上でもっとも難しいのが子猫の餌の与え方、量、食事内容、カロリーなどではないでしょうか。体重ごとに給与量を調整することで栄養バランスが整った総合栄養食を与えることができるドライフード以外にも、たっぷり水分と栄養を確保できるウェットフードなどの選択肢もあります。そこで今回は、子猫の成長期別にもっとも適した餌を与えてあげるために欠かせない情報を総合的に紹介していきます。猫は生後6ヶ月以内に食べた餌を食べられる餌として認識すると言われています。理想的な餌の与え方を理解した上で猫と一緒に暮らしましょうね!

子猫の餌は成長期で変わる

生後12ヶ月までの子猫は、成猫よりも高タンパク質高カロリーの餌を摂取する必要があります。成長期で餌に気をつけなければいけない時期なので離乳期が終わった後の餌にドライフードを選ぶ飼い主が多いです。ドライフードを選ぶことで体重に応じて必要な栄養素を餌の量で調節できるので、日々忙しい飼い主でも愛猫の健康管理ができるようになります。ドライフードは、カロリー量の計算も簡単に算出できるので子猫の避妊・去勢手術後の体重ケアも手軽にできて肥満防止に大きく寄与してくれます。

  子猫の時に栄養バランスが優れた餌を食べる習慣を身につけることで、成猫になった後に発生しやすい肥満、下部尿路、生活習慣が引き金となって起きる腎臓病などの病気を未然に防げる健康な体を作ることができます。

子猫の餌の選び方のコツ

子猫の餌選びにはコツがあります。それは下記の通りです。下記に記載している餌選びのコツの最初の2つは子猫だけでなく、成猫にも共通して言えることです。

  1. 高タンパク質で高カロリーなキャットフード(猫は脂肪をエネルギーに変えるので脂肪分が多いキャットフードが理想)
  2. 新鮮な動物性食材(魚・肉)がメインの原材料になっているキャットフード
  3. 成長後期はタンパク質と脂質の摂取量を徐々に少なくしていく

新鮮な動物性食材をふんだんに使用したキャットフードを食べて水分をしっかり摂取することで尿pHを弱酸性に保ち続けることができるので、尿路結石症リスクの低減につながります。

子猫の餌の切り替え

獣医師
成長期の子猫は大きく考えて下記のように食事を変えていく必要があります。離乳食からドライフードに切り替えるタイミングが難しい点、そして成長前期と成長後期で必要なタンパク質やカロリーが減っていくので餌の給与量の調整がとても重要になってきます。また、手術に耐えられる体重になる生後6ヶ月から8ヶ月頃に避妊・去勢手術をするので、太らないように餌の量を調節して与える必要があります。子猫の成長にあわせて上手に総合栄養食のキャットフードに切り替えて、当然、猫の成長具合によって離乳食の切り替え時期、ドライフードへの切り替え時期は異なります。それぞれの猫にあわせて最適な餌の与え方をきめ細かくサポートしていく必要があります。

  • 生後1ヶ月以内……母猫ミルク(母乳)、またはねこ用のミルクを飲ませましょう。
  • 生後4週間前後……離乳食に切り替え(柔らかいスープ状のご飯、ドライフードをお湯でふやかして柔らかくして食べる)
  • 生後2ヶ月前後……餌を自分で食べるようにしつける。固形の餌の分量を増やして慣れてきたらドライフードに切り替える
  • 生後2ヶ月から12ヶ月……高タンパク質高脂肪のキャットフードを体重にあわせて給餌量を変えて与える

上記は一般的な餌の切り替え目安となります。猫の成長具合によって餌の切り替えタイミングは異なります。また、体重で与える餌の量は異なります。猫の健康を維持する上で大切なのは、餌の質・餌の量・睡眠・運動・飼い主の愛情(体重管理、餌の質を担保)です。しっかり猫と向き合って愛情深く一緒に暮らしましょう。

  離乳食からドライフードに切り替える時は徐々に水分量が少ない餌に変えてあげることでスムーズに食事を切り替えることができます。

成長期別の子猫の餌の与え方

続いて上記で紹介した餌を切り替えるタイミングである、4つのポイントを軸に餌の量や回数や与え方などを具体的に紹介していきます。動物愛護管理法によって不特定多数の方に生後56日以下の子猫は譲渡や販売が禁止されているので、ミルクの飲ませ方を知らなくても良い人が圧倒的に多いですが、念のために紹介していきます。

子猫のミルクの飲ませ方

生後3週間〜4週間前後まで子猫はミルクで育ちます。保護した猫や母猫がいない猫だったら、子猫専用の哺乳瓶と子猫用の粉ミルクを購入して人肌に温めて飲ませてあげましょう。子猫が十分な栄養を確保できているかは体重を測ることで確認可能です。出生時は120g前後、生後1週間で250g前後、2週目で280g〜330g、3週目で400g前後、1ヶ月で460g前後です。体重をこまめに計測することが重要です。粉ミルクの栄養成分によって異なりますが、子猫用ミルクで有名な会社の1日あたりの食事量は下記の通りです。参考情報として確認してください。子猫用ミルクの与える量や回数は商品によって異なります。

  • 生後1日〜4日……ミルク5g・お湯27cc(1日8回に分けて与える。1回4cc程度)
  • 生後5日〜11日……ミルク7.5g・お湯45cc(1日6回に分けて与える。1回7cc程度)
  • 生後12日〜17日……ミルク10g・お湯54cc(1日6回に分けて与える。1回10cc程度)
  • 生後18日〜24日……ミルク15g・お湯81cc(1日4回に分けて与える。1回25cc程度)
  • 生後25日〜30日……ミルク17.5g・お湯99cc(1日4回に分けて与える。1回30cc程度)

生後間もなければ間もないほど、一度に飲めるミルクの量が少ないので飲む回数を多くしてあげる必要があります。飲ませる回数が少なくなり1日に必要なミルク量を下回らないようにするケアが大切です。生後3週間経過するタイミングで歯が生えてきます。徐々に離乳食に切り替えていきましょう。離乳食に切り替えても食事をしっかり食べられないようなら栄養不足に陥ってしまうので、子猫用ミルクを飲ませ続けるのも問題ありませんが、遅くても生後1ヶ月頃までには完全に卒乳するのが望ましいです。

  子猫用ミルクを飲まない時に牛乳を飲ませるのはNGです。子猫の成長に必要な栄養素が完全に含まれていません。牛乳が原因で下痢を引き起こすこともあるので注意が必要です。

生後1ヶ月の子猫に最適な離乳食の与え方

離乳期はミルクの量を減らしつつ、生後6週間から8週間を目処に子猫用のドライフードに完全切替するのが理想です。カリカリドライフードを最初からしっかり食べる猫もいますが、食べ物だと認識しない猫もたくさんいます。離乳期は子猫用のウェットフードやお湯でふやかして柔らかくしたドライフードを食べさせてあげるようにしましょう。愛猫を観察して栄養不足にならないように徐々にミルクの量を減らしていくと良いでしょう。1ヶ月半で体重が600g前後、2ヶ月で800g前後となります。離乳期も体重の増減をしっかり確認して食事を食べさせましょう。生後2ヶ月目までは栄養不足にならないように細心の注意が必要です。各社のドライフードによって給与量は異なります。体重と月齢を目安に餌の量を調節しましょう。

  生後1ヶ月の子猫に必要なエネルギー量は成猫の2倍以上、最大約3倍と言われています。体が小さいので一度にたくさんの量の餌を食べることができません。子猫(キトン)用の餌を1日に2〜4回に分けて与えましょう。

生後2ヶ月目以降

生後2ヶ月目以降も猫の体重と月齢にあわせて餌の量を調節していきましょう。キャットフードの種類によっては9ヶ月目以降は餌の量を減らしてカロリーをコントロールするタイプの物もあります。避妊・去勢した猫で太りやすくなるリスクが気になる方は、ネスレジャパンが製造販売するピュリナワンの体重ケア製品を検討してみてください。

子猫におすすめのキャットフード3選

子猫におすすめのキャットフードを紹介していきます。避妊・去勢手術後の体重増加が気になる方は、多くの飼い主から評価が高いピュリナワンを検討してみてください。

ピュリナワン

ピュリナワン
ピュリナワンは猫が喜ぶ動物性食材がメインのキャットフードです。ネスレジャパンが製造販売していて、高タンパク質低脂肪で下部尿路疾患のケアに定評があります。特に子猫の成長後期に訪れる避妊去勢手術後のキャットフードが一番人気です。我が家のさくも避妊手術後に食べさせました。味が良いのか食いつきが良く美味しく食べてくれています。下記の記事で製品紹介と共に実際に食べ続けたレビューを紹介しています。

カナガンキャットフード

獣医師が推奨するカナガンキャットフード
カナガンキャットフードは、高タンパク質高カロリーで給与量の調節で子猫から成猫、シニア猫まで全てのライフステージの猫が安心して健康維持ができるキャットフードです。動物性食材の比率が70%を超えている上に穀類完全不使用(グレインフリー)となっているので、消化吸収を助ける大きな特徴があります。新鮮な動物性食材が多く含まれるので、水分をしっかり確保できていれば下部尿路疾患リスクも低減させることができます。子猫のうちからカナガンキャットフードを食べさせるのがおすすめですよ! いとこの家のナイちゃんがカナガンキャットフードを食べ続けているので食事レビューをチェックしてください!

ロイヤルカナン

ロイヤルカナン
ロイヤルカナンは、動物病院やペットショップで活用されているドライフードです。授乳期、離乳期、成長前期、成長後期でキトン用のキャットフードが分かれています。猫が消化しづらい穀類を含んでいるデメリットはありますが、ミドルプライスで購入しやすい点と子猫の餌の切り替え別に色々な種類のキャットフードを用意されている点が推奨ポイントです。下記の記事でロイヤルカナンをもっと詳しく紹介しているので確認してみてください。

子猫の餌の与え方でよくある口コミQ&A

子猫の餌の与え方で飼い主が気になるポイントをまとめて紹介していきます。

母猫のミルクじゃなくて猫用の市販ミルクでも問題ない?

人間の赤ちゃんが飲む母乳と共通していますが、できれば母猫のミルクの方が子猫の成長に必要な栄養素がバランス良く含まれているのでベストです。しかし、母猫のミルクが出ない・里親募集サイトで引き受けたので母猫がいないなどのケースもあります。市販ミルクでも子猫が健康に成長するのに必要な栄養をしっかり含んでいます。母猫ミルク、市販ミルクどちらを与えていても離乳食に切り替えるタイミングが数日前後するぐらいは問題ありません。猫にあわせて食事を切り替えていきましょう。

離乳期後にウェットフードを食べさせても良いの?

離乳期後の食事はカロリーコントロール、体重管理、栄養バランスの面においてドライフードを推奨しています。なぜなら、成猫が食べる食事はウェットフードよりもドライフードの方が適しているからです。子猫のうちからドライフードを食べさせる習慣を身につけることでいつまでも健康に楽しく暮らすことができます。ウェットフード自体は、水分量が多い餌なので食事と一緒に水分を確保できる優れたキャットフードです。いずれにせよ猫の健康管理に適しているのはドライフードです。

成猫用キャットフードは食べさせても良いの?

成猫用キャットフードは子猫用の餌と比べるとタンパク質量、脂肪量、エネルギー量が20%程度抑えめになっています。人間と同じで年齢を重ねても高脂肪高カロリーの食事を続けていると肥満の原因に直結します。成猫用のキャットフードを食べさせると餌の量を増やさないと子猫が必要なカロリーを摂取できなくなってしまいます。ゆえに成猫になった後に量をたくさん欲しがることになるので、肥満を引き起こす原因につながってしまいます。猫のダイエットは難しいので体重管理を飼い主が徹底して、太らせないようにするのがもっともおすすめできる方法です。

全年齢対応のプレミアムキャットフードは子猫に与えても大丈夫?

全年齢対応のプレミアムキャットフードは子猫に与えても問題ありません。なぜなら、高タンパク質無添加のキャットフードはエネルギー量も高めで成長期の子猫にも対応している商品です。給与量の調節だけで子猫、成猫、シニア猫が健康的に食べ続けることができます。ただし、シニア猫で病気を患っている時は動物病院で獣医師の診断を受けた上で餌の切り替えも検討しましょう。

生後6ヶ月ぐらいになっても子猫用の餌が良い?

生後6ヶ月ぐらい経過しても必要なタンパク質やカロリーは成猫と異なります。猫種によっては15ヶ月まで子猫の餌のほうが良いなどの特殊なケースもありますが、原則12ヶ月未満の子猫は成長期なので子猫用のキャットフードを与えるようにしましょう。

ねこ用フードではなく犬用フードを与えても大丈夫なの?

猫は犬と違って完全肉食動物なので、犬用フードを与えるのはNGです。犬用フードは、ねこ用フードよりも穀類の比率が多い傾向にあります。犬も猫と同じように新鮮な動物性食材中心のご飯が理想的ですが、猫はトウモロコシなどの穀類比率がより少ないフードを選ぶと良いでしょう。当サイトで推奨している新鮮な動物性食材が第一原料となっているキャットフードを選びましょう!

子猫の時に手作り食は問題ないの?

手作り食の最大の欠点は下記の3点にあると考えています。

  • 忙しい飼い主だと毎日子猫に必要な栄養バランスを確保できる手作り食を用意するのが困難
  • 調理方法で素材の栄養が失われる食材も多いので自分で調理すると栄養バランスのコントロールが難しい。
  • 子猫の成長期にあわせたカロリーコントロールが難しい

上記の3点をクリアに解決するのがキャットフードの役割です。ドライフードは長期保存が可能な上に給与量の調節だけで確実に必要な栄養素を確保できます。ドライフードを否定する手作り食派の方もいますが、人工添加物、人工着色料、人工香味料などが完全不使用の動物性食材中心の無添加キャットフードを選ぶことで猫の体に害を与えない餌を与えることができます。

  無添加キャットフードは匂いがキツイ、猫の食いつきが悪いと考える方もいますが、人工香味料たっぷりで猫の食いつきを重視した安価なジャンクフードを子猫の時から食べさせていることが原因と言えます。子猫の時から体に害がない良質なキャットフードを与えていれば問題ありません。また、猫は餌の切り替えで食いつきが悪くなる子もたくさんいます。餌の切り替えは根気強く食べるまで待つのも大切です。

運動量で猫の餌を増減させた方が良い?

室内猫が大半を占めますが、猫の体重管理は食事でコントロールするのが基本です。これは動物病院で獣医師から指導された情報を元に推奨しています。キャットタワー、みつまたキャットトンネル、ゴーゴーボールなどの運動グッズを取り入れるのも大事ですが、猫の体重管理は食事でコントロールという基本を忘れないようにしましょう。猫の運動量を正確に把握することは難しいです。飼い主が管理できるのは餌の量やカロリー、栄養バランスです。運動でダイエットというのはあくまで補足的に考えると良いでしょう。

  人間は自分の意思で運動量をコントロールできるのでダイエットには欠かせません。猫の運動量はコントロール出来ないので食事でカロリー計算して体重管理しましょう!

まとめ

いかがだったでしょうか。子猫の餌を与える時に気になるポイントを全て総合的に紹介しました。猫は生後6ヶ月で食べた餌を食べられる食事として認識すると言われています。この時期に良質な餌を食べる習慣を身につけさせましょう。総合栄養食のキャットフード(ドライフード)と水だけで猫は一生過ごすことができます。猫の体に害がある原材料が含まれていない餌を選んであげるのは飼い主であるあなたの役割ですよ。ここで紹介した情報が参考になれば幸いです。

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