噛む力が弱かったり食が細くなっている猫だとソフトドライキャットフードを与えたいと考える飼い主さんもいらっしゃいます。そこで今回は、ソフトドライキャットフードの特徴などをドライフードとウェットフードなどと比較できるように紹介していきます。最後ドライキャットフードをソフトドライにするおすすめの方法も一緒に紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
ソフトドライキャットフードの特徴
ソフトドライキャットフードは、従来の水分量10%前後のドライフード(カリカリ)よりも水分量が多く、25%前後の水分量を含むややしっとりとした食感のキャットフードを指します。練り物に近い半生タイプのキャットフードはセミモイストタイプ(子猫の離乳食や老猫フードなどに使用)と呼ばれるケースが多いです。なお、キャットフードの名称はメーカーによって異なるので、私達消費者視点としてはそれぞれのキャットフードの特徴を理解しておくだけで良いでしょう。メーカーによって多少の違いはありますが、大きく変わりません。
ドライフード | もっとも多くの飼い主がメインの主食に選択するカリカリドライフード。総合栄養食として販売している製品が多くドライフードと水だけで健康的な食事を送れることがもっとも大きな特徴です。キャットフードの品質やコンセプトによって値段が大きく変動する。グレインフリーやオーガニック関連の製品ほど動物性タンパク質が豊富で値段が高くなりやすい。 |
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ウェットフード | 缶詰、トレイ、パウチタイプで販売されている水分量たっぷりのキャットフード。食事と一緒に水分もしっかり摂取できるので水分補給が苦手な猫のサポートやドライフードのトッピング用途でも活用できる。猫の健康を維持する成分が配合されていないおやつ感覚に近い一般食のウェットフードも販売されているので注意が必要 |
ソフトドライフード | ドライフードとほとんど形状は一緒だが、水分量の比率が圧倒的に多い。ドライフードよりもウェット感があり少し柔らかいのが特徴的なフードです。ドライフードほど完璧に乾燥しないで製造している点もポイントです。半生のセミモイストタイプをソフトドライフードと表現するケースもあります。 |
ソフトドライキャットフードのメリットデメリット
ソフトドライキャットフードのメリットデメリットを紹介していきます! と言いたい所ですが、ドライフードとほとんど大差がないので多くのメリットデメリットはありません。強いてあげるなら、ドライフードよりも商品ラインナップが少ない点・咀嚼する力が衰える可能性がある点がデメリットとして挙げられます。反対にメリットは、食が細い猫や噛む力が弱い猫でも簡単に咀嚼できる点、そしてドライフードよりもやや水分量が多いので食事から水分摂取量を多く確保できる点にあります。
ドライフードをソフトドライにする方法
従来のドライフードをソフトドライにする方法を紹介します。誰もが思いつく方法で恐縮ですが、ドライフードにぬるま湯をかけてふやかすことによりお手製ソフトドライフードの完成です。製造工程から異なるソフトドライフードと比較すると概念が異なりますが、自宅でできる方法としてはソフトドライの基準を満たしていると考えます。誰にでもすぐにできる簡単な方法なので離乳期前後の子猫や食が細くなってきた老猫の食事などで試してみてください! なお、水以外でドライフードをふやかすとカロリーオーバーや猫の食いつきを悪くする要因につながります。さらにいつもカリカリを食べている猫ちゃんだったらふやかすことでそっぽ向かれる可能性もあるのでご留意ください。
まとめ
いかがだったでしょうか。ソフトドライキャットフードの特徴とメリットデメリットを紹介しました。愛猫のメインの食事はウェットフードよりもドライフードの方が優れています。ぜひ、動物性タンパク質中心の栄養バランスが取れた無添加の安心安全なドライフードを愛猫に与えて、いつまでも健康的に過ごしましょう!