AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準に基づく成分分析一覧表では、成猫が1日あたりに必要とするタウリンの量はキャットフード100gに対して0.1%以上となっています。実際に体重4Kgの成猫が必要なタウリン量は0.2%〜0.4%です。1日あたり200mg〜400mgのタウリンが必要です。このタウリンの量は一般的なキャットフードを適量食べることで確保できる量と言えます。今回は、キャットフードに含まれるタウリンの役割と特徴を紹介していきます。
キャットフードに含まれるタウリンの役割
キャットフードに含まれるタウリンの役割をご存知ですか。タウリンは猫の体で合成できないアミノ酸の1種です。欠乏すると中心網膜の退化や拡張型心筋症が生じるため猫にとって必須の栄養素です。心臓、腎臓、肝臓など消化や神経伝達に大きく関与しています。体の重要な臓器を健康に保ってくれる大きな役割を持ちます。タウリンは食事からしか摂取できないため、重要な栄養素ではありますが、肉や魚中心のキャットフードを適切な給与量で与えていれば欠乏して体に深刻な害を及ぼす可能性は極めて低いです。タウリンが少ないキャットフードはNG! タウリンを積極的に摂取するべきという考えの飼い主さんもいらっしゃいますが、筆者はタウリンよりも全ての栄養素のバランスが取れたキャットフードを選ぶことが重要だと考えます。
タウリンを猫用サプリやパウダーで摂取するのはおすすめ?
タウリンをサプリメントから摂取するのもひとつの手段としておすすめできます。サプリメントは体への吸収率が良くなるように製造されている上に食事で不足しがちな栄養素を補給する目的で猫に与えることができます。パウダータイプのサプリメントや水に入れるリキッドタイプのタウリンサプリメントも販売されています。どうしても気になるならタウリンをサプリメントでサポートするのも良いですが、筆者は食事から摂取できるタウリンで十分だと考えます。もし、タウリンが多いキャットフードを与えたいなら肉や魚が中心になった動物性タンパク質をしっかり確保できるキャットフードを選びましょう!
動物性タンパク質が確保できるキャットフード
動物性タンパク質がしっかり確保できるおすすめキャットフードを一覧で紹介します。当サイトで紹介している110種類以上のキャットフードの中からAランクのおすすめドライフードをピックアップしています。
商品名 | 販売価格 | 主原料 | タンパク質 |
---|---|---|---|
ピュリナワン | 1Kg 670円〜 | ターキー | 38% |
モグニャン | 1Kg 2,110円〜 | 白身魚 | 30% |
カナガン | 1Kg 2,110円〜 | 乾燥チキン・チキン生肉 | 37% |
ファインペッツ | 初回お試し 1Kg 666円〜 | アヒル肉・ニシン | 32% |
ヤラー | 1Kg 3,750円〜 | 鶏肉 | 32% |
フィッシュ4キャット | 1Kg 3,000円〜 | サーモンミール | 31% |
シンプリー | 1Kg 2,110円〜 | 生サーモン | 37% |
ジャガー | 1Kg 2,282円〜 | チキン生肉 | 40% |
ジウィピーク | 1Kg 7,300円〜 | 生肉・内臓・魚介類 | 36% |
ピュリナプロ | 1Kg 1,747円〜 | サーモン | 32% |
アカナキャットフード | 1Kg 3,132円〜 | 新鮮丸ごと太平洋ニシン・イワシ | 37% |
上記で紹介しているキャットフードも含まれるおすすめランキングもチェックしてみてください! 動物性タンパク質が主原料になっている厳選キャットフードをピックアップして分かりやすく特徴も紹介しています。
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まとめ
いかがだったでしょうか。キャットフードに含まれるタウリンの役割と特徴を紹介しました。タウリンは動物性食材にしか含まれていない栄養素です。穀類などの植物性食材にはタウリンが含まれていません。猫の必須栄養素であるタウリンを食事から自然に摂取するには動物性食材をふんだんに使用したキャットフードを選ぶと良いでしょう。