キャットフードを購入する時に気になる栄養成分のひとつにマグネシウムがあります。タンパク質・脂質・カロリーと比較するとマグネシウムの比率はそこまで重要度が高くないですが、尿石を患っている飼い主さんや腎臓病が悪化している猫ちゃんの飼い主さんはマグネシウムの配合量がとても気になると思います。そこで今回は、キャットフードに配合されているマグネシウムの量が多いと猫の体に危険を及ぼすのかをチェックしていきましょう!
キャットフードのマグネシウム量の基準
日本で販売されているキャットフードは国産・海外産問わず、AAFCOという米国飼料検査官協会の栄養基準に基づいて配合される成分量が決まっています。日本のキャットフードの栄養基準は、AAFCOの基準をベースにペットフード公正取引協議会が栄養基準を定めています。国内で販売されているキャットフードは全てこの基準を元に製造されています。その中でもマグネシウムの量に関しては成猫用の基準として0.04%以上含まれていなければいけません。まず、日本で購入できるキャットフードの大前提はこの基準にあります。
マグネシウムが体に及ぼす影響は?
小動物の臨床栄養学によると、マグネシウムが適正量よりも不足してしまうと、食欲不振・発育遅延・能力低下などの猫が健康に生きる上で致命的な弊害が発生してしまいます。このことからもマグネシウムが少なすぎると危険性が高まります。反対に適正量よりも多く摂取するとストルバイト尿石のリスクを高めることにつながります。このことからキャットフードのマグネシウム量が多いと危険という概念が広まっています。
キャットフードに含まれるマグネシウム量
当サイトでは日本で購入できる110種類以上のキャットフードを国産・海外産問わずに独自調査しましたが、全てペットフード公正取引協議会の基準を上回っており、少なすぎるリスクは不要と考えて問題ありません。逆に摂取過多のリスクを見ていくと、多くのキャットフードのマグネシウム量は100gの餌に対して0.09%〜0.15%前後に収まっているケースが圧倒的に多いです。このことからも新しいキャットフードを購入する時にマグネシウム量を極端に気にする必要はないと筆者は考えます。
マグネシウム過多でストルバイト尿石になるの?
これは全ての猫によって異なるので一概には言えません。マグネシウム量が多くても新鮮な動物性原材料が中心のキャットフードを食べていれば尿pHが酸性に傾いて、尿と共にストルバイト結石を溶かして溜まるのを防いでくれるので穀物中心のキャットフードを食べていなければ過度な心配は不要と考えています。また、極端にマグネシウム量が多いキャットフードは販売されていないので心配する必要はないと考えます。100gの餌に対して0.09%〜0.15%前後のマグネシウム量になっているキャットフードを購入しましょう!
適正マグネシウムのおすすめキャットフード
続いて、適正量のマグネシウムが配合されたおすすめキャットフードを紹介していきます!
カナガンキャットフード
カナガンキャットフードは、マグネシウム量が0.09%となっており低マグネシウムのキャットフードに分類されます。生肉チキンが主原料となっている上にアレルギーが起きやすい穀物類が完全不使用のグレインフリーキャットフードです。獣医師も推奨するプレミアムキャットフードをぜひ、検討してみてください! カナガンキャットフードはナトリウム量も0.36%となっており塩分濃度も低いキャットフードです! 一度最安値で買える公式サイトをチェックしましょう。
ピュリナワンキャット
ネスレジャパンが手がけるピュリナワンは高タンパク質低脂肪低カロリーで適正なマグネシウム量(0.12%)が配合された、栄養バランスが良いキャットフードです。無添加キャットフードで品質も良い上に1Kg700円前後で購入できる点が大きな特徴となっています。ネスレ公式通販で購入すれば定期便購入で20%OFFとなる上にオリジナルキャットトンネルと2,000円相当のショッピングポイントがプレゼントされるキャンペーン中です! ぜひ、公式サイトをチェックしましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか。キャットフードに含まれるマグネシウム量について紹介しました。マグネシウム量が基準値を大きく上回るキャットフードは存在しません。マグネシウム量を気にするよりは良質なキャットフードを与える方に着目して餌を選びましょう! 5年後も楽しく愛猫と暮らすためにキャットフード選びは欠かせませんよ!